目の下のクマには大きく分けて3つの種類のクマがあります。青クマに茶クマに黒クマです。これらのクマができる原因はそれぞれ異なりますが、主な原因は血行が悪くなってできやすくなるということです。
目の周りの血行不良が青クマ・茶クマの原因に
青クマは、ストレスや疲労の蓄積などによって血液の流れが悪くなったためにできるクマです。目の下の皮膚の薄い部分の色が青っぽく見えるので青クマと言われています。茶クマは、目の下の色素沈着によってできるクマです。血液の流れが滞ると栄養が皮膚の細胞に行き渡らず、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうためメラニンが沈着してしまうからです。
このように血液の流れが悪くなると、クマができやすくなります。このクマ対策に効果的な方法を、食事の面からチェックしてみましょう。
まず体の老化を防止すると言われ、抗酸化作用のある栄養素を挙げます。ビタミンEビタミンC、βカロチンです。ビタミンEは毛細血管を広げ、血行をよくする働きがあります。ビタミンEやβカロチンは共に、紫外線でできた活性酸素を取り去る働きがあります。ビタミンCは免疫力を高め、ビタミンEと一緒に摂ることで抗酸化作用を強化します。
目元の血行を良くする栄養素と食材
ビタミンEを多く含む食品は、ひまわり油、アーモンドなどが挙げられます。ビタミンCを含む食品はアセロラ、レモン、のりやパセリ、ブロッコリー、ピーマンに多く含まれます。βカロチンはしそや、モロヘイヤ、にんじん、のりなどに多く含まれ油と一緒に摂ると吸収率が良くなると言われています。
ビタミンBには疲労回復を助けたり、皮膚の粘膜を正常に保ったり、ヘモグロビンを生成するタンパク質をつくる働きがあります。ビタミンBを含む食品は、豚肉やレバーなどの肉類や、やつめうなぎ、さんま、牛乳やチーズなどの乳製品にも多く含まれます。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持する働きがありますが、摂りすぎると過剰症になることもあるので、体内でビタミンAに変換してくれるβカロチンとして摂取した方が有効だと言われています。
また目の疲労回復に良いとされ、アントシアニンが多く含まれるブルーベリーやカシスなども効果的な食品です。
これらの栄養素をバランスよく取り入れて、普段の食事からクマ対策をしてみましょう。